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2006年10月15日

勝手に広告

先日打ち合わせの帰り、久々にギンザ・グラフィック・ギャラリー行ってみました。
雑誌に掲載されてきた「勝手に広告」シリーズの展覧会なんですが、純粋に面白かったです。
遊びです。広告を遊んでるっていう。作り手が楽しんでるな〜、てのが伝わってきて。
このへんはさすが中村至男+佐藤雅彦両氏ですね。
自分だったらこうしたいなー、なんてイマジネーションも湧いてきて、見てる方も楽しかったです(^^


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投稿者 Toshi : 08:38 | コメント (0) | トラックバック

クリエイターが組織化を考える時(2)責任

無限責任と有限責任

 法人やLLPがフリーランスなどの個人事業主と違うのは、これらはすべて有限責任だということです。莫大な損失が出た時でも、自分が出資した金額以上の責任を負うことはありません(個人保証で資金を借入れした分は別。小企業の場合、ほとんど経営者が保証人になることには注意)。

 個人事業主は無限責任です。大きな負債をかかえた場合でも、すべて個人で背負いこまなくてはいけません。
 クリエイターがそうそう莫大な負債を被るケースは少ないと思いますが、より大きなプロジェクトを受注していきたいと考えるならば、個人では発注する側も不安ですし、無限責任では怖い事もあります。万一なんらかのトラブルで、取引先から多額の賠償金を請求された時など、有限か無限かでは精神的に負うプレッシャーが違うでしょう。


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投稿者 Toshi : 08:32 | コメント (0) | トラックバック

2006年10月06日

クリエイターが組織化を考える時(1)

 独立するには、まず経営方法を考えなければなりません。すなわちフリーランスか法人かという問題です。
 平成18年度より新会社法が施行されました。ここではおおまかな特徴と、クリエイターにとって、どんなメリットがあるのか説明していきたいと思います。
 これから独立をする上での形態は、大きくわけて三つあります。フリーランス以外でも資本金は1円とか2円から設立する事が出来ます。

 一つ目は個人事業主(フリーランス)。
 二つ目は法人。株式会社やLLC(合同会社)がこれにあたります。
 三つ目は事業組合による共同起業。LLP(有限責任事業組合)がこれにあたります。
 合資会社や合名会社も設立可能ですが、他と比べるとメリットが少ないのでここでは省きます。

 それぞれを説明する前に、独立する際に考えなくてはならないキーワードがあります。それが、「無限責任と有限責任」「人的資産と内部自治」「共同起業」です。
 なんか耳慣れない言葉で自分とは関係ないな、と思いがちですが、この会社法の改正は、クリエイターにとって大きな恩恵をもたらすものなのです。


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投稿者 Toshi : 20:59 | コメント (1) | トラックバック