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2007年08月27日

TSUBAKIとDoCoMo

これでもかという豪華なキャスティング、BGMにSMAP。クリエイターにとっても、ここまでやれたら最高という資生堂「TSUBAKI」の広告。「日本の女性は、美しい。」というコピーと、古来から日本で好まれて使用されてきた「椿」のイメージもピタリと当てはまりました。(アートディレクターは大貫卓也さん)

そのTSUBAKIが大ヒットする一方、これまた豪華なキャスティングで話題を集めた広告がDoCoMo 2.0。
視聴者はヒットする、しないは一目で感じ取ってしまうものですが、前者の代表がTSUBAKIで後者の代表がDoCoMoといっていいほど、DoCoMo2.0の広告は不評でした。

「そろそろ反撃してもいいですか?」のコピー自体、「いったい何が反撃なのかわからない、何が目的なのかわからない」という消費者の共感を得られないキャンペーンになってしまいました。

広告は見た目だけではなく、マーケティング戦略と企業の姿勢をベースに作り上げて行くもの。すなわち、いくら予算をかけて広告を作ろうが、ベースになる部分が欠けていれば、どうにもならないということでしょう。ここがTSUBAKIとの大きな違いでした。

このDoCoMoの戦略については「ドコモ2.0は、大きな過失。絶対にやってはならないマーケティング戦略だ」とまで言い切った大前研一さんのブログにシビアな分析がされているので、ご一読をススメします。



投稿者 Toshi : 2007年08月27日 11:09

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