2009年05月25日
『火星年代記』たまには古典はいかが
引越の際、色々処分したものが多いのですが、必要な本も大分処分してしまいました(^^;;
10代の頃、SFや推理ものの小説にはまっていたのですが、その中で一生手元に置いておきたい本が、レイ・ブラッドベリの『火星年代記』だったのです。
探したら、どこにもないので、おそらく処分してしまったのでしょう。今日、再び購入しました。
もう、あの当時から古典でしたから、SF好きなら知らない人はいない傑作です。
はじめて読んだ時は、その美しくて幻想的な世界語る筆力に圧倒されて、いつかこんな本が書けたらと思ったものでした。
で、SFではなく純文学ではありますが、当時勢いにまかせて小説を書き、『小説現代新人賞』に応募しました。
五木寛之さんや勝目梓さん、志茂田景樹さんなどを輩出している賞です。
予選を通過して名前が掲載された時は、「けっこうイケるじゃん」と調子にのりましたが、残念ながら最終審査までは残りませんでした。
今思えばあたり前のことですが、作家になるのは容易なことじゃないんだなあ、とアッサリ断念。
グラフィックの世界を目ざしたのは、その後のことです。
今も才能ある作家が次々に出てきてますが、もしまだ読んでいないなら、たまには古典はいかがでしょう。
SFなら『火星年代記』の他に、爽快で元気の出る作品『夏への扉』(ロバート・A・ハインライン)、手はじめに短編というなら『冷たい方程式』(トム・ゴドウィン )、推理小説なら『幻の女』(ウイリアム・アイリッシュ)もお薦めですね。いずれも後世まで語り継がれていく名作です。
どれも小説だからこその面白さです。映像じゃこうはいかない。
創造力がつき、脳が刺激されること受け合いですゾ。
投稿者 Toshi : 2009年05月25日 22:58
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