« 広告はシンプルなほどいい(2) | メイン | こりゃ結構面白いなあ »

2005年11月15日

取引先の見極め

独立してから重要なことのひとつは「取引先の見極め」ではないでしょうか?
普段から付き合っている取引先ならどのような会社かわかっていますので問題ありませんが、営業したり、ホームページを持っていたりすると当然知らない所から仕事の依頼が来ることもあります。
ここでフリーや経営者の人が考えるのが、この仕事を受けるべきかどうかという判断です。

ぼくはせっかくホームページ等を見て問い合わせをいただいたわけですから、基本的に知らない所でもお受けするようにしています。

もちろん条件が合えば、という事になりますが。
それはスケジュールだったり、金額だったり、仕事内容だったりします。
もし条件が合えば責任を持って遂行します。これはどの職業でも一緒ですね。

一方、悲しい事ですが、一部の広告代理店などの中には今の時代フリーデザイナーなどWEBなどですぐ探せるため、使い捨てだと考えている所もあります。
複数のデザイナーに声をかけ、無償コンペをやらせる。例え通らなくても自分の所は何も負担かからずに毎回クライアントに何案も提案できるというわけです。
そういう所はコンペの結果なども含め、デザインを出したとたんに何の連絡もしません。
次回はまた別のデザイナーたちに声をかける。この繰り返しです。

このようなケースを避けるためにも、ぼくは基本的に無償コンペなどには参加しないようにしています。(それでも内容が面白そうなものは受けたりすることもありますが、それも実際お話してよく相手を把握してから)
いくらかでもコンペ料を出すのであれば、その広告代理店が自腹を切る可能性も高いので、ある程度は信頼できるであろうという考えです。

もっと最悪なのは支払いの悪い所です。幸いぼくは経験ありませんが、独立するとこういう取引先に出会うこともあるでしょう。
そういう相手には、まず粘り強く催促や話し合いをしてみる。これが原則です。
それでも駄目な場合は、今後取引きをすべきではないでしょうし、断固とした対応をすべきです。

まず内容証明郵便を使って書類で請求している事を形として残す。それでも駄目な場合は裁判という方法もあります。裁判というと難しくお金がかかる印象がありますが、少額訴訟などを利用すると費用も時間もさほどかからずにすみます。
そのためにも普段から金額など重要な内容については電話だけでなくメールで確認し残しておくべきです。
フリーといえど経営者なのですから、何も抗議せず泣き寝入りする事は自分にとっても他のデザイナーにとっても一番良くないことです。

ある程度安心できるのは、よく知っている人からの紹介ですね。これが一番いい。
しかし、それ以外の方法でも顧客を広げるというのも大事ではないかと思います。
残念ですが、どんな職業でも取引先とのトラブルというのは存在します。
どんな相手でも外注先を「たかが下請け」と考えてる相手とは付き合うべきではないし、そういう人は打ち合わせをする段階で言葉など態度に出てしまいます。
ぼくたちも顧客・外注先問わず「ビジネスパートナー」としてより良い関係を築きたいものです。
実際簡単ではないですよ、新規顧客開拓も、信頼できるパートナー探しも(^^;;



投稿者 Toshi : 2005年11月15日 11:45

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.1041.jp/mt-tb.cgi/41

コメント

コメントしてください




保存しますか?