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2007年05月08日
先入観にとらわれない
ガイアの夜明け 「カラーウォーズ 〜華麗なる色の仕掛け人たち〜 」を見ました。
欧州の携帯の色は黒やシルバーといった色ばかり。ここに日本流のカラーバリエーションを持ち込もうというエピソードです。
欧州の携帯はあくまでビジネスツールなので、日本流の展開は難しいという意見もありましたが、ぼくはとても良い視点だと感じました。新しいことを始めようとすると必ず反対意見が出るのが世の常です。
しかし、そもそも明確なデータのない先入観、思い込みはナンセンスだと思っています。
差別化をはかったり、市場を開拓するのには先入観を払拭するのが最初の作業だからです。
特に企業というのは、新しいことを始めようという時でも安全策を取りたがります。一概にそれが悪いわけではないのですが、クリエイターは一度そこを指摘してあげなくてはいけません。
すでに雑誌などでも紹介されていますが、団塊の世代を狙ったサービスがことごとく外れているのも、この世代はこうに違いないという思い込みによるものが多いのではないでしょうか。
市場に合わせるのか、市場を作って行くのか、企業の求めるものによっても違いますが、クリエイターに必要なのは他者にない「視点」そのものだと思います。
技術はその次に来るものです。そしてその両方がかみ合ったとき、はじめて目的が達成されるのに違いありません。
投稿者 Toshi : 2007年05月08日 23:29
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