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2007年05月14日
今月のクーリエ・ジャポン
シューマッカーがバドTVのアイディアを閃いたのは、約2年前。オフィスの会議テーブルに積み上げられた、300本ものCMの企画案を眺めていたときのことだった。実際に制作される企画は、そのうち数本だけ。彼は思わず同僚に漏らした。
「こんなやり方って、どうかしてるんじゃないか?」
(クーリエ・ジャポン 6月号『ネットで変わる米国の「次世代広告」』)
上記引用は、ネット上に自前のテレビ局を作った「バドワイザー・テレビ」の生まれたきっかけです。自社の映像作品を配信しているのですが、そこに従来の自社商品を売り込もうという影はありません。あくまで「消費者とのもっと微妙な絆づくり」が目的です。
実際、宣伝くささを出してしまえば、視聴者にそっぽを向かれる可能性は高いでしょう。
ただし、これがどこまで効果があるのかはまだ未知数です。もっとも自社の娯楽サイトが販促に役立つかは主観の問題とのことですが(^^
それは今後の課題として、今回の記事には広告媒体の多様化による米国の広告戦略の変化を取り上げています。
「新たな手法を試さないでいる余裕はありません。とにかく手当たり次第、試してみるつもりです」(P&G リン・ボールズ)
「いまや消費者の方が、広告をいつ、どこで見たり聞いたりしたいかを決定する立場にある」
「テクノロジーの進化は、ビデオに録画されたテレビCMの早送りを可能にしたりする一方で、企業が新たな消費者を獲得する機会も作っている」
これは米国だけに限ったことではなく、日本の広告も大きな変革期にきています。
ここ10年で消費者の情報スピード、知識は企業の一部マーケティング手法を上回ってしまいました。
多くの関係者は手探りで様々な可能性を探っていますが、飛躍的に変わるのはまだもう少しかかりそうです。
しかし、可能性が大きく広がっているのは間違いのないところでしょう。興味のある人は一読してみては?!
投稿者 Toshi : 2007年05月14日 15:19
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